美人ブログ

お待たせいたしました、美人でございます。

ふわりとした女の子になりたいと思ったりもする

3週間くらい前に、ちょっぴりご縁があって、ある人のお宅に伺った。飲み屋で仲良くなった人で、ごく一般的なサラリーマンだ。駅に着くと、奥様も一緒に迎えに来てくれた。夫婦でよく行くという近くの中華屋で昼食をとる。

 

奥様はふんわりした人だった。優しくて、やわらかて、言葉を交わすだけで、慈愛というか、水面に滴を垂らした時のような受容力を感じる。

 

ああ、またこういうタイプの奥様か、という想いが、胸をギュッと締め付ける。その人のことが好きだったとかそういうのでは一切ないのだけど、何となく私が傷つくのだ。

 

私はよく様々な夫婦やカップルのお宅にお邪魔することがある。こういうふわふわした受容力でできた奥様は多くて、かつどなたも魅力的で、お会いするたびに、あぁ、安らぐやつだ…と思い、私もまたそういう奥様たちに癒される。

 

私はこうはなれないのだ。柔らかく、優しく、しなやかな母性を、持ち合わせない。

 

美空ひばりは夫婦の家にお邪魔しては夫婦の間にお布団を喜んで敷いて寝てたんですって」って仲良しの先輩が私に話してくれたけど、夫婦の間に布団を敷いて寝るのは嫌だなと、思う。別に結婚願望があるわけでも、結婚制度の云々に対するアレでもなく、完成されている2人の世界にわざわざ1人だけ布団を間に敷いて割り込むのは、コントラストが際立つだけだ。

 

逆立ちしたって、ふんわりとした奥様のような受容性は手に入らない。

私には、ない。

しんど。