美人ブログ

お待たせいたしました、美人でございます。

感性に忠実でいると結果的にイイから。

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ドヤァ!という顔をしてるのは、ぞうのぐるんぱである。ぐるんぱというのは、端的にいえば無職のゾウである。わが家では、ネックレス(本当はメガネチェーンなんだけど)の番をする係としての任務を与えたため、ものすごいほこらしげに、職務を全うしてくれている。「どうですかー」って感じでこちらをみてくるので、「おぉー」って目線で返している。いいねぇ、ぐるんぱ。

 

ぐるんぱは、『ぐるんぱのようちえん』という、絵本の主人公で、もしかしたら子どもの時にこれを読んだことがある人もいるかもしれないね。

 

大江戸線の優先席のこどもコーナーは、ぐるんぱのラッピングになっていることがあるよ〜。君もチェックだ!

 

『ぐるんぱのようちえん』は、職を求めてさまざまな場所に行くも、ビスケットも、皿も、靴も、ピアノも、車も、ゾウのサイズで製作してしまうため、大きすぎて行く先々で「もうけっこう!」と言われて、落ち込み、最終的にようちえんを開業するというぞうの話だ。年々自分がぐるんぱに近づいている確信があり、「まさか!私がぐるんぱになるなんて!」と思っている。

 

正直、昔やよい軒でバイトした時、かなり自分がぐるんぱである可能性に気が付き始めたが、その後もかなりぐるんぱしている。

 

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▲職を追われるゾウ

 

ぐるんぱのかなしみ、ぐるんぱのくるしみ、昔より、せつじつにつたわる。人は皆ぐるんぱする時がある。ぐるんぱー!!休職した友達に「ぐるんぱ?」と聞いた。ぐるんぱばっかりいる。

 

ぐるんぱのぬいぐるみは愛されるために生まれてきた存在だ。

 

こんな紹介のされ方をしているからな。

「ぼくも、ぐるんぱと一緒にあそびたいな」そんな子のために…! | 絵本ナビスタイル

 

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すごすぎる。「もう、たまらなくかわいいぐるんぱのぬいぐるみができました!」←こんな売り文句ある?自信がありすぎる。美しい経済の象徴。おやすみのおともにぴったりかなぁ、そうだよねぇ。

 

私は幼い頃から『ぐるんぱのようちえん』が好きだった。断捨離の時もなぜか残した。内容が好きというのもあるんだけど、数年前に絵を描いてる堀内誠一が、デザイナーとして、平凡出版(のちのマガジンハウス)の雑誌のロゴを手掛けていたことを知った。『an・an』『BRUTUS』『Olive』『POPEYE』今でも使われてるんだよ!すごくない?

 

全部ロゴ浮かぶよね!?!?特に、初期の『an・an』には、パンダの絵がついてるのよ。

 

 

 

やっぱり、無職のゾウじゃないんだよだてに。

私の感性が、ぐるんぱが大好きだと言っているのだ。おしゃれだもん。ぐるんぱ。堀内誠一のクリエイティブは、普遍的で、格好が良くて、鮮やか。まぶしい。ぐるんぱはわが家で燦然と輝いてもらうしかない。

 

それから、この前ブログにV6のイノッチがめっちゃ好きって投稿書いたんだけど、イノッチがつくった喫茶店のスツール片割れを、偶然友人が持っていることが発覚した。

 

 

東中野にあったルーブルという純喫茶のもので、それを譲り受けたのだという。元店主の人もここで再会できて嬉しいんだって。イノッチ大好き!

 

で、友達は、喫茶店リユース品を売っている西荻窪のお店で、東中野ルーブルのスツールをゲットしたのだという。そんな偶然ある!?

 

今度その子の家行く予定だったんだけど!笑笑

イノッチが選んだのと同じスツールに座っちゃおー!!

 

なんかさこの世に多分10脚もないものなんだよ。何を趣味がいいと思ったり、何を守りたいと思うかって、本当に感性なんだよ。

 

イノッチ、看板を譲り受けて自分たちの喫茶店の中にルーブルの世界を遺してるの。本当に好きなの。

 

 

なんか…10歳くらいの時に『学校へ行こう!』で、ブルーベリー狩りの最中にクワガタを発見したイノッチを見てからというもの、ずっとザワザワするくらい好きになった。

 

昔、小学生か中学生の時に母親に「芸能人で1人会わせてもらえるなら誰?」って言われて、考えたあと「うーん…イノッチ」って言ったら、「本当にイノッチでいいの?」って言われたけど、イノッチなんだよなぁ。だって、他の芸能人は、その芸能人を「見る」ってことと同義だと思うんだよ。多分キムタクと会えるとしたら、遠くで見るか、近くで見るかの違いでしかないと思うんだよ。キムタクと、キムタクと遭遇した人でしかないと思うの。だけど、イノッチは、なんか私に会ったら、「私に会った」ということとして、対応してくれると思った。私に興味を持ってくれるし、私の話を聞いて、それに合わせてイノッチは話してくれるから、「芸能人に会わせてもらうなら、イノッチ」なのである。

 

ちなみに母親はティーンの頃マッチが好きだったらしい。(中森明菜を自殺未遂に追い込んでるが…)その後、時代はバブルの喧騒の中でパーティーで、ちょっと落ちぶれたりマッチとチークダンスを踊る機会があったらしいんだけど、「全然格好良くなかったのよ」という話をよくしていた。

 

それに比べて、イノッチは、後半戦から強いからなーー。『あさイチ』もいい感じですてきだったし、社長にもなったもんなーー。私見る目があるんだよ。

 

大学の時に家に来た友達に「私がかっこいい芸能人とかいうと、いつもそうだねって相槌打ってくるけどさ!結局、美人ちゃんは本当は芸能人で言うと誰が好きなわけ!?」と謎の詰めをされたことがあり、その時に「うーん…イノッチ?」とまた人生で2度目のイノッチに至った。多分2回出た答えって本質なんだよな。

 

そしたらその友達に「じゃあもう、美人ちゃんは、イノッチ以外好きって言わないで!」ってめちゃくちゃ理不尽なことを言われたのを思い出すのだが、これをきっかけに私は「自分はイノッチが好きなんだ!」ということに気がついた。

 

ていうか、単に、自分と遠い対象を好きになるということに向いておらず、身近な友人知人関係の方が私にとっては楽しくて、それは私が存在していることが関係性に影響を与えるってことだからだ。なんか、偶像性低くて、イノッチってイノッチだから…。普通に好き。てか言葉選ばずにいえば、自分と関係ない芸能人に興味持ったこと人生でもほとんどないのよ。

 

で、でよ。

 

 

これは私じゃん。ナイアガラトライアングルと、YMOと、はっぴいえんどを飾ってるじゃん。そしてレコードを置く喫茶店を作って、人が集まれるようにして、「二十世紀」って名前つけるのはさ、さすがに私なのよ。10歳の時に好きになったけど、13歳で母親に「えっ?」て言われたけど、やっぱ、間違ってないんだよな。このゴール以外ないでしょ。なんか、感性に響いてくるものには理由があるんだよな。

 

で、さ!この「喫茶二十世紀」ロゴがステンドグラスっぽくなってて可愛いなぁって思ったら、手掛けたのが、アートデザイナーの森本 千絵なんだよ!

 

調べたら、私が人生No.1で印象に残ってて繰り返し見てる2012年の組曲のCM作ってたわけよ。石原さとみが出てるやつ。

 

 

私、オレンジ色のコート持ってて、本当に大事に着ていた。多分3万円くらい?当時、自分が人生で買ってもらった服の中では信じられないくらい高く思えたんだけど、試着したらどうにもこうにも素敵で。母が買ってくれたんだけど、お気に入りでずっと着ていた。

 

この、塔の上に立ってる石原さとみの格好いいこと!流れてる音楽も格好良くて、めーっちゃ好き!で、その世界観作った人がイノッチの喫茶店作ってるんでしょ?それと、イノッチが選んだスツールの、片割れはさ、私の友達が持ってるわけよ。

ぐるんぱは『an・an』『BRUTUS』『Olive』『POPEYE』なんだよ!

こども向けのぬいぐるみを部屋に飾ってるのは幼さではなくて、センスと、クリエイティブにはその息吹の源泉が宿ってるから。うちのぐるんぱは堂々たる働きぶりをしています。

 

やっぱり、結局感性ベースにした方が、自分と合うものに出会えるんじゃないかと思い始めた。好きなもの、絶対ブレない方がいい。センスにはセンスの源泉がある。