この前スナックでプロのマジシャンをやっている同世代の人と共同主催のスナックをやった。大学時代の友人の女の子が来てくれて、閉店間際は3人で話していた。若い世代でがんばりやさんの要素を持っている3人でのクローズドな会話は、ここでしかできない辛辣な話が出きてうれしい。
マジシャンの友人の50代一般男性が、キャバクラで2時間マジック見せに行ってあるらしいという話題が出てきた。
「2時間は飽きてると思うんだよね…。マジックやってる側から見て、あーこの人飽きたなとか、気がつくときあるもん…。しかもお金払ってるんだから喜んでもらえるの当たり前じゃん…。」
「2時間も!?マジックを!?そんな、辛すぎる!!嘘でしょ…限界だよ…それはマジックとかキャバクラとかの欲では対処しきれない欠乏が存在しているよう…」
「僕も、練習してると、つい、これも見て!これも見て!って、人に見てもらいたくなっちゃうんだよね。だから、見せてって言われる前には見せないようにしているんだ。」
「謙虚だわ…おじさんになるとなんでそうなっちゃうんだろう…。」
「おじさんになりたくない…。」
「女の子達が年齢を重ねることより、周りの男の子たちがおじさんになることの方に恐怖を抱いてる気がする。友人男性が、30歳になったらかわいくなくなっちゃう!って怯えてましたね。」
「僕も気をつけよう…」
「人はいつから、オラついて、しまうんですかね?」
大学時代の友人(文学部)が口を開いた
「違うんです、美人さん。そういうおじさんになるのは現状外でオラついている男性で、いま、私たちが想像しているような身の回りのインドアの男性たちは、社会に発見されないまま、透明おじさんになります。」
本当に辛辣である。
「そんな!誰にも発見されないまま透明おじさんに…」
「なります」
思わず、
「つつつつ、Twitterとかやっててほしい!」と言ってしまった。