美人ブログ

お待たせいたしました、美人でございます。

愛の冥王星〜お別れのサンキュー・キッス〜

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ハリーポッターの展示のグリフィンドール寮の寮室がすごく良かった。願わくばこんな部屋に住みたい。あったかくて愛に溢れた感じがする。こんな風な場所に住みたいなと思う。

 

私のホロスコープには2008年くらいから愛とクリエイティブな部屋にずっと冥王星がある。冥王星は破壊と再生を司る星で、重いんですよね。暗いし。ゴリゴリ壊していくんですよね。だからもうなんか私は楽しいことをしようとすると高いエネルギーとなんか負荷がある感じで落ち着かなかったんですよ。人間と人間の愛に関してもなんか変な感じになるしね。ですがこの度1/21に冥王星が移動する!お隣の場所に!私は愛とクリエイティブの喪が明けると言っても過言じゃない!

 

そして私は思ったのよ。気がつけば何かちょっと負荷を背負ってる人間の傍にいなければいけないと思い込みすぎてたのよ。それってさ、自分が何かしらその人のために骨を折れるという自分が優位に立ちたい気持ちに起因してたんじゃないかと思うのよ…それって何か自分の自信のなさのために他人に依存している感じがして、相手をリスペクトする姿勢から離れてるんだろうなと思った。なにかネガティブな要素に惹きつけられすぎている。変なものを釣り上げてくる。もっともっと伸びやかで楽しいものだけ好きでもいいのだ。すこしいじけ虫のような顔をする人にものすごく惹きつけられてしまう。それって自分が手軽に優位に立てるからなんだよ。もっと他人に関心がない人がケアとかはした方がいいんだよ。相手を憐れまない人だけがリスカの面倒とか見ればいいんだよな。

 

あとはお金もらって仕事でやるとか、めっちゃ余裕ある人が社会に何か還元したくなってからやるとか。そういうことでさ。やっぱり友情って慈善事業じゃないんだよな。そうなのだ、友情は慈善事業じゃない。

 

ちなみに私が去年やったガチヤバ行為としては、発達障害の当事者会を開いたら発達障害の人が学習する方法について研究したいという人がいて、電話が来たが、相手が話してる意味が全くわからなかった。大した進展もなさそうな話を延々とされてうざかった。最終的に「ごめん!私の周りの発達障害の人みんな勉強できるからわかんない!」と言って電話をぶち切った。

 

最悪である。福祉に向いていなさすぎる。まじで話してる意味がわからなかった。結局、〇〇ができないが、〇〇の能力が引くほどある、みたいな、特殊キャラのことが好きというだけなんだよな、私は。私のいう「不完全な君を愛している」という言葉は文字通り、不完全な「君」を愛しているというだけだ。私はさまざまな個人が好きだったというだけだ。あばたもえくぼということなんだよな。

 

これは福祉ではない、性癖だ。すべての人に提供できないものをすべての人に提供できるみたいな形で提供するのは、残酷だ。

 

願わくば腕を切ってないでほしいし、願わくば変な恋愛をしてないでほしいし、願わくば傷ついていないでほしい。

 

なんか弱い立場の人のそばにいた方がいいかなーと思って、ティーンの頃立ち振る舞っていた。ティーンのグループって定期的に誰かしら揉めが、発生して、孤立が生まれることがあるので…。でもそれってそういう人の唯一無二の友達になりたかったっていう私のすごい支配欲だったんじゃないかとも思うんだよな。不誠実なんだよな。

 

あと、私は人を褒めるのがすごい得意だと思うんだけど、それって本当に意味があるのか?と思い始めた。

 

褒めって結局こちらが良いと思われたいだという攻撃行為でもあると思っていて、目の前のお前に承認を与えるってことだと思うんだよ。究極のLOVEの関係には褒めっていらない気がしているんだよな。感謝はあると思うけど。

 

大学時代、人がまだTwitterばっかやって友達作りを頑張っていた頃、友人に「お前は人が1番気持ち良くなる褒め方を知っているよね」と言われたことを思い出す。ものすごく痛いところをつかれすぎた。あれっぽい、人間失格で「お前は、きっと女に惚れられるよ」って、指摘されるやつ。ああいうのは本当に危ない。人間を刺しにいっているよな。

 

それって1番気持ちよくなるポイントを刺しておいて逃げられないようにしようという側面がめっちゃあると思うんだよ。それってやっぱ卑怯なんだよな。褒めというものがいらない気がするんだよな。褒めには縛る感じがある。親友と言われた途端にめっちゃ相手のこと嫌いになるんだよなー、私。しかもそれって大抵親友だと思ってないやつに言われてるんだよな。いいなー冥王星が愛の場所にいなくなった途端発言が辛辣になってきたな。私にわざわざ親友という言葉を投げてくるような無粋な人間は私の心の1番柔らかいところに到達してないから諦めてほしいしそういう人は大抵どんなやつにもそんな風に扱われてるだろうな。先に関係性を宣言して刺そうとして来てるからな。お前のそういうところだぞ。自分本位なんだぞ。わかってるか?こういうことを言うとそういう奴にもっと好かれるのもわかる。なぜなら誠実だから。こんなにまっすぐ関わってくれる奴いないからな。

 

でも私は同じ分は愛せなくて、それでいいんだと思う。そうやってできないことをできないとはっきり言い合う間にのみ、ただようガチの愛ってあるよな。私、ちょっと傷つけ合いのこと愛だと思ってるところあるもんな。『SPUNK-スパンク!-』っていう新井英樹の漫画めっちゃ面白い。最近読んでて本当にいいなと思う漫画のひとつ。いわゆるSMラウンジの女王様として働く、タイプの違う女子2人が主人公なんだけど、その女の子同士が口論するシーンが誠実すぎてめっちゃいい。私は、直ぐ拳と拳で語り合おうとする節がある。でも褒めと謙遜って哀れみと侮蔑の言い換えの時あるからな。たぶん、傷つけたらいけない、と思った相手と本当に友達なり恋愛なりが成立していたかというとたぶんしてないんだよ。してないことを認めていかなくてはいけない。しんど。こわ、心の中でどう思ってたんだ、私は。冥王星もいなくなったんでもう何ひとつ悩む必要はないわね。

 

そうそう、『ゴールデンカムイ』最近全話無料で読んだけど、作者がインタビューで「阿鼻叫喚の殺し合いという皮をかぶった性行為が展開されるのか、読者の期待に応えてゆきたいと思います」と答えており、ウケた。直球〜。

 

こんなんやばいよな〜。白石が杉元に殺されるって夢見たのとかヤバない?あと、尾形と勇作の関係性もヤバい。杉本と尾形の殺し合いもまあみんな好きだよね。という感じだ。金カム読んだあとpixiv調べたら、BLのカップリングの一覧がカクテルのメニューみたいに無限の掛け合わせで出て来てウケた。

 

そうそう、友達に「尾形は多分美人さんのこと嫌いだよ。美人さんは祝福されてるから。」と言われたけど、「バカ!だからいいんだろうよ!」と言ってしまった。私は自分の手を汚さないし尾形が手を染めるような倫理観の逆を体現してものすごいデカい感情を向けられたい。ていうか勇作になりたい。むちゃくちゃ笑顔で話し続けて、尾形の癪に触り続けたい死ぬ時に見る幻影でありたい。やっぱり自分が体現できない理念をやり続ける人間への大きな執着とか気になってしまうこととかの方が、褒めで相手を刺すよりなんかよっぽど誠実。

 

基本的に好きになりたくないと思った対象のことを人は好きだからな。その方がリアルなんだよなー。やっぱ褒めてる時点で余裕あるんだよな。

 

私は『DEATHNOTE』好きなんだけどさ。金カム出血量多いのと、さまざまな組織が絡み合い多くの人間が動いてる様子がいまいち分かりづらくもあって、あー結局私はガリ勉軟禁漫画みたいなのしか好きになれないんだなと思ってがっかりしたよ。『約束のネバーランド』とかも好きだったけど、あれもガリ勉軟禁漫画だからなー。ノーマンは嫌い、あいつFAKEの香りがするから。レイが好きです、耳を切るとこがいいな、あと火を放つし破壊衝動がデカいから。

 

 

やっぱ、優しさをやっているとか愛をやっているっていうことを認識しながらやる時点でそこには支配欲とか自己実現とかが絡んでる気がして来てて自分の身体の反対のことをやる優しさのマッチョイズムみたいなのがあったと思うんよな。それは相手にも失礼なんよな。

 

こっちを見てほしいみたいな引力に私が弱すぎるんだよな。憐れみは愛ではない。でも大丈夫、星は動いた。