美人ブログ

お待たせいたしました、美人でございます。

磁場

また磁場がおかしくなった。 磁場がおかしいとは、日常生活では見えない世界をのぞいてしまったときのこと。 例えば世の中に出る前のことが、決まる現場に遭遇すること。こう、抽象度の高い世界に触れること。私は魔女だから、そういう力が強い。ここ1週間会…

まぁシンプルに

シンプルに、誰とでも寝る女が嫌いである。 自信の無さを正当な努力ではなく、しょうもない傷つきで埋めようとしているからである。 傷ついている人間に追い討ちをかけると良くないと思っているし、ある程度真実だから我慢をしている。多様性の名の下、それ…

なんでこんなに悲しいのだろうか

自我に気がつかなければよかったと思うことばかりだ。ケアと表裏にある、美学や、優劣や、美しいものとそうではないものの違い、くだらなさ、他者に対する侮蔑、下品だと思うこと、ジャッジ、好き嫌い、さらにいうなら嫌悪。こんなことに気がつかなければよ…

適量目

この前会いたい人に会いに行ったら、固まって身動きが取れなくなってしまった。写真のひとつもお願いできず、「う」と「あ」しか言えず、おずおずと帰ってきてしまった。なんでこんななのだろう。高校生の時とか、馴染めなかった大学院のグループワークの授…

言葉によって生まれる世界とか、官能性とか スプートニク2号

最近、言葉をどのように扱うかで、同じ場に存在していても同じ世界を共有しているわけではないということを改めて実感している。もちろん、それぞれが1つの個として、1人の主体として存在しているのだから、別の世界の見方をしているのはそりゃ当たり前なの…

ひらくと泣いてしまうほど入ってくる

ねぇ、「いる」よね? 背中の方に感じる何かに声をかけた。 足利まで絵画を見に行ったのだが、並ぶ作品群の中に、ひとり、死者を扱った作者のものがあった。 その展示は目に見えない何か、大きな意思、神からの啓示のようなものを受けて作品を作るようになっ…

ただ、教室を出て、廊下で『秘密の花園』を読んでいたい

今週のお題「最近壊した・壊れたもの」 お題の文章を書いてみようと思った。はてなの投稿欄を見たらテーマが、あまりにも心に響いて苦しくなった。 壊してばかりの人生である、持ち前の不器用さでさまざまなものを壊してしまい、幼い頃から家族の間では「こ…

人が言ってくれた言葉を間に受けてみてもいいんじゃないかと思う

いなくなった人のことを、思い出しながら生きることばかりだ、会えない人や変わった人や、この世を引退してる人のことばかり考える。 私は過去を見ながら生きていて、過去と現在と未来の記憶が近すぎる。 会えなくなった人への喪失感を抱えている人の、綴っ…

極上

忘れかけてた。自分が関われる人の数、濃さ、本当に自分が自分に出会った時にだけ訪れる、「全部足りている」という極上の安心感。幼馴染の友達の家に行ったり、だいぶ前のお出かけの記事に来たスターに導かれ、その人のブログを辿ったら、すとんと落ちるよ…

変わっていって、広くなれば少し人に優しくなれるだろうか

「ねぇ、アズってほら、かいじゅうみたいな顔してるじゃん」 心の底に引っかかった言葉がずっと消えない。考えるだけで、苦しくなる。高校の頃同じクラスだったプロムクイーン的なポジションの女の子、エレナちゃんが放った言葉だった。彼女、および彼女たち…

心地よい安全圏を出て勝負しないといけない時はあるだろうよ

スラムダンクを見てしまった…。スナックに院生時代の学友が来て「4回見た!」「みなさん同時代性を分かち合ったほうがいい」と言っていて、その言い方があまりに面白かったので見に行った。「いや4回!?!?」と言ったが「試合がいい、4回試合を見に行った…

「自分」に気が付かなければよかった

地元の友達と地元の店で飲んだ。 話の流れで、母が亡くなったことを亡くなってから数年後に私のSNSの投稿で知ったとなじられた。 でも、優しいとは思うけど、あなたは語彙が貧相だし、中途半端な同情を寄せたり、中途半端な言葉で語って、わかったふりをされ…

自分に負えないものまで負おうとするな

中高の時仲良かった男女グループで、20歳くらいの頃伊豆熱海のあたりに旅行に行った。その時、同じグループのすごく自己肯定力の低い女の子が、自分は大学に入ってから遊びまくっている、と言っていたのがしんどかった。 軽音楽サークルのOBの社会人に喰われ…

嫌だった

他人の言葉を借りて言うのがダサいが、2コマ漫画 pic.twitter.com/VWDFDyvY2l— 佐々木マジ (@yumisukojp) 2023年7月20日 要約するとクラブにいる若者は学歴があって貧困にあえいだことない的なド偏見のかたまりイラスト見ちゃってかなりきつい、学歴は本人の…

伝わらないとつらい。そうだね、正しいねって、言われたい。

そんなに間違ったこと言ってないと思うから、間違ったこと言ってないねって言われるだけでいい。 この前、バイトの帰り道に駅の階段のところでうずくまって寝てる女の子がいた。駅員の人が声をかけたけど起きなくて、警察の人もやってきた。飲みすぎたようだ…

爆発する様な知性とエネルギーに触れていたい

最近ブログを見ていた人ならわかるかもしれないんだけど案の定調子が悪かった。上滑りの様な文を書いてしまう、しかも長文でうわごとの様に書いてしまうときは、本当は自分が何をしたいのかとか、お金と身体と時間、それに対して心と頭が急いている時である…

幼稚園の時好きだった男の子と、季節の果物の話

カネコアヤノの『季節の果物』という曲をもう半年ほどよく聴いている。 季節の果物カネコアヤノオルタナティブ¥255provided courtesy of iTunes 優しくいたい 海にはなりたくない 全てへ捧ぐ愛はない あなたと季節の果物分け合う愛から カネコアヤノ『季節の…

世界は「粋」を軸に動いていない

生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい 恋人と親は悲しむが 三日と経てば元通り 気がつきゃみんな 年取って 同じところに 行くのだから 森山直太朗『生きてることが辛いなら』 あ、もしかして、世界のほとんどの人ってこれをあえて事前に説明されな…

成城石井でピンクいサラダ買った日記

成城石井でピンクのサラダを買ったら元気が出ました。フレッシュビーツとキャベツとキヌアのコールスローだそうです。最近よく行ってる場所の近くに、成城石井があったから閉店間際に駆け込んでみたら、お惣菜ワンダーランドが広がっており、嬉しかった。 パ…

内面世界を、生きる

とりあえず書く。書いていると健康だから。 糸井重里って、今日のダーリン、ほぼ日始めてから毎日書いてるのすごいよな。駄文だ!ぎゃー!とかならずに、とりあえず続けるというのが大事なのかもしれない。 そういえば、ブログの読者が100人になった! 細切…

永遠にガール

大したことのない内容でも、とりあえず更新し続けることが大事な気がした。文章を書くルーティンを続けていると、書いている自分が自分になるから、そのことが一番大事な気がした。 年長の人に若手衆の一員としてバーに連れてってもらった。その人曰くおしゃ…

不幸を煮詰めたり、今を踊ったり

ずっと前から気になっていた『おやすみプンプン』を無料期間中に読み終える体力がなかった。私の指が画面をスワイプし物語を進める気力もなく、多分自分が受容れきれない世界観ではないはずなのに、でもなんというか、人と一緒になら食べるけど、すすんで食…

『チョコレート革命』を捨てる

友達が来るからと部屋を片付けたかったのにグチョグチョのまま友達を呼んでしまった。 しかもエアコンの調子が悪く激アツ部屋に軟禁してしまった。空回りの毎日である。友達の誕生日を祝いたくて、予定を立てて、ケーキも用意して、ご飯も作るはずだったのに…

小あじの南蛮漬けで命を感じる

地元の飲食店で出してた料理が私好みで最高に美味しそうだったから、店主に作り方を聞いて同じように自分で作ってみた。豆あじの南蛮漬け。絶品である。 私は甘酸っぱいとか、甘じょっぱいとか、二つの特性が合わさった味などが好きである。南蛮漬けはその最…

祈りを生きる

祈りの領域にしか生きることができない。 祈り続けることは、自分の救いになるから。 私が、文章を紡ぐ時も、縫い物をする時も、料理をつくるときも、催し事をする時も、そこには、必ず祈りがある。それほど欲張らないから、こういうものが大事にされてほし…

自分の中の定規が鋭利になっていくことに耐えられない

「25歳すぎた頃からかな?自分の中の定規を研ぎ澄ますような感覚になってきたんだよね。」と知人が言っていた。 その通りかもしれない。と思う。 「美人さん、本当はわかっているよね。それくらいの言葉を使って言い表せるなら、もう答えは出てるよね?」 と…

想像力と、面白さを見出す力ってしあわせに生きる根源的エナジー

「ま、敵うわけないわな…。」と思い、1人ため息をつき、私はアンティークのインテリアショップの前に佇んでいた。目の前には、1950年代、60年代の米国のカルチャーを模した、ポスターや看板が並ぶ。それからインテリア用の昔の空き缶や空き瓶も並ぶ。私の脳…

できない約束なら、そんなものは大っぴらに言うもんでもない

すぐに触ってはすぐに飽きるし、また先に進みたい。時折戻ってきては、またやったり、でも、なんだって、一旦は全力でぶつかりたいと思っている。まあ、腰を落ち着けて懇々とやる人や、ズンズンと掘る人のほうに憧れがあり、そういうのは格好がいい。 三浦し…

悪い人ではないが、いちばん愛せる距離のまま

私に声を荒げた男の人は、ほとんどいない。いつも優しい男の子たちに囲まれてきた。女の子たちにも囲まれてきた。困った時は助けたり、手伝ったりしてくれるし、いつも自分以外の他者のことを思い遣ってくれている人たちだった。 それが当たり前だった。周り…

ささやかな期待よ叶え

他人に期待しすぎだ、と言われる私が他人にずっと期待してきたことなんてほんのささやかなこと。 下品な人たちから逃げて、私を大事にしてくれる人たちと暮らすことだった。そりゃ、俗っぽいから、すごいね、えらいね、とは言われたいけど、もっともっとささ…